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関係代名詞は小さな巨人 [Unit 2 英語プレゼン技術]

Unit 2-9 関係代名詞は小さな巨人

Rates of Alzheimer's in India
are about four times lower
than in the USA,
says Gregory Cole, a researcher
at the University of California-Los Angeles.
His studies suggest that curry contains
a powerful substance

that
might protect the brain from damage
that leads to Alzheimer's.
(インドにおけるアルツハイマー型認知症発生率は
米国のおよそ4分の1である、
と UCLA研究員グレゴリー・コールは言う。
彼の研究によると、カレーは強力な物質を含む。
脳を損傷から守るかもしれない物質、
アルツハイマーを引き起こすものから守る物質を。)

USA Today より。

( 前回のつづき )

関係代名詞は小さな巨人。
that... とか、which... とか、くっつけるだけで強力な表現力を生み出す。

例えば、昨日の英文:

The orange pigment in Turmeric is called Curcumin
and it is this Curcumin which produces the Turmeric health benefits.
(ターメリックのオレンジ色素がクルクミンです。
そしてそのクルクミンこそターメリックが持つ健康効果を生み出すのです)

英文法のテストとかでかなり苦しめられたのが「関係代名詞」という人もいるかもしれないけど、
実は、これ、スピーチ(英会話、英語プレゼン、etc.) においては強力な助っ人。

言葉というのは(特にスピーチでは)「第一声」が大事。

「パパ」と言うか、「ママ」と言うか、は置いといて・・、「記憶に残す」ための様々な手法がある。

そのひとつが「関係代名詞を上手く使うこと。今日の例文を、もう一度読んで、コツをつかんでみよう。

つづく



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視覚効果の威力 [Unit 2 英語プレゼン技術]

Unit 2-11 視覚効果の威力


SCADA Tutorial

それにしても、アメリカ人はプレゼンが上手だ。
英語という言語自体がプレゼンに向いているのかもしれない。

( 前回のつづき )


Scada_model2 Originally uploaded by Green_Mamba

SCADA stands for supervisory control and data acquisition.

Wikipedia より。

stand for というのは acronym (頭文字からなる略語)に対して「〜を意味する」ということ。

The UN stands for the United Nations. (UN はUnited Nations のことです)とか。

それにしても、アメリカ人はプレゼンが上手だ。英語という言語自体がプレゼンに向いているのかもしれない。

淡々と、実に合理的に話を進めてゆく。素人のぼくにもSCADAがよくわかる。

しかし、このビデオに時々入るポイントの箇条書きや写真付きの説明図など、実に見事。

( 次回の Unit 2 英語プレゼンテーションの技術 )

 



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Thesis 1 [Unit 2 英語プレゼン技術]


How Dogs Work
Originally uploaded by [ lee ]
Unit2-1 Thesis Statement 1
r111001u0201a114

My motivation is entirely different, 
depending upon whether
there is any incentive or not. 

(インセンティブがあるかないかで、
やる気が全然違ってくる)

MBA速読英語マーケティング (p. 183) より。

今日は “There is / are 〜” を復習しよう。 

英語でプレゼンテーションをするにあたって 
最も大切な要素は
Thesis (Statement) である。

What’s your point?
(何が言いたいの?) という問いに対する答えだ。

実際、聞かれる前にそれを言うのがルール。まず、結論を言ってから、話をふくらませる。 

英語でプレゼンするなら覚えておいた方が良い。

そこで役に立つフレーズは “There are ” (〜がある)。

There are three powerful incentives
to buy this product.
(この製品を買うように誘う三つの強力なインセンティブがある。)

Sales Promotion(販売促進)のプレゼンをする場合、
Thesis Statementは上のような感じになる。

より良い形は、コロン ( : ) を使って、
「三つの強力なインセンティブ」を言う。

There are three powerful incentives to buy this product:
premiums, rebates, and free samples.

そして、それぞれのインセンティブ (景品、リベート、無料サンプル) について
詳しく述べる。

大切なことは、Be specific!(具体的に!)

世界へ羽ばたく日本のビジネスマンよ、Put your best foot forward!(がんばれ!)

 つづく 

 




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Thesis 2 [Unit 2 英語プレゼン技術]

Unit2-2 Thesis Statement 2
r111001u0202a115

There are
two reasons why I’m looking at you like this.
One, because it seems, in a few minutes, 
that you will officially be the only survivor of this train wreck.
And two, because you didn’t break a bone.
You don’t have a scratch on you.
(私があなたを見つめている理由は2つ。
1つ。たぶん数分後にあなたは唯一の生存者となるから。
2つ。あなたが無傷だから。かすり傷ひとつない。)

Unbreakable(2000) より。

( 前回のつづき )

前回のコラムで Thesis はプレゼンにおいて 最も大切な要素であると述べた。

また、Thesis Statementの基本中の基本として、
There are 〜”(〜がある)を使いこなすことが大切だと。

 

上のセリフはもうひとつの例である。 形を覚えておこう。 例えば次のように使える。

There are two reasons why you could use this product in your factory.
One, because... Two, because...
(あなたの工場でこの製品が役に立つ理由が2つあります。 1つ... 2つ...)

実にシンプル。 でも、効果的。

つづく

 


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Thesis 3 [Unit 2 英語プレゼン技術]

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Unit2-3 Thesis Statement 3

( 前回のつづき )

とにかく強力なThesis Statementを作る。
もう少し例をあげておこう。

The process of
developing a marketing strategy
follows three steps:
(1)
marketing environment analysis,
(2) target market selection,
and (3) marketing mix optimization.
(マーケティング上の戦略策定に
必要なプロセスでは、
以下の3つの手順を踏むことになります。
(1)
マーケティング環境分析、
(2)標的市場の選定、
(3)マーケティングミックスの最適化。)

MBA速読英語マーケティング (p. 183) から。

英語プレゼンにおいて「3」という数字は大切。
英語プレゼンだけでなく、西欧の文化交流においてそうだ。

長い年月にわたってキリスト教文明に深く培われてきた文化、
In the name of the Father, the Son, and the Holy Spirit
(父と、子と、聖霊の御名によって)と今でも全世界で唱えられている。

ビジネスの場でそういう宗教的な話題を持ち出すのはタブーだけど、
相手の背景(background)を知っておくことは配慮(思いやり)につながる。

日本文化に造詣が深い外国人ビジネスマンに一目おくように、
相手のことを理解する努力は実を結ぶ。

つづく




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Thesis 4 [Unit 2 英語プレゼン技術]

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Unit 2-4 Thesis Statement 4

英会話上達の法則

同じような場面 (situation) を
幾度となく繰り返す
その場面で使う表現が定着する。

例えば、スーパーのレジで
精算する場面とか、
買い物するたびに同じ表現を使う。

どこのスーパーでも、
誰がレジ係でも、
大体同じ会話になる。
だから、しつこいようだけど、
英語プレゼンの第一のコツ、
強力なThesis Statementを作る、を学んでもらうため、
もひとつ、例文をいってみよう。

( 前回のつづき )

General marketing process is divided into the three procedures of
A)
Environment Analysis,
B) Market Targeting,
and C) Marketing mix optimization.
(一般的なマーケティングプロセスは、
A) 環境分析、
B) 標的市場の選定、
C) マーケティング・ミックスの最適化という3段階の手順を踏む。)

MBA速読英語 (pp.18-19)より。

これもグローバルタスクフォース著の本から。表紙もタイトルもそっくりで紛らわしいけど、別の本。
前回の例文とそっくりでしょ。まったく同じ内容。でも、使っているフレーズが違う。

このように同じことを違う文章構成や単語・フレーズでいくつか言えるようになったら
君の英語力はかなりのものだ。

ちなみに、threeの前にtheがついているのは
後に of が来てその目的語として A, B, Cと三つの名詞を持ってきているから。

the をつけないスタイルをとりたい場合は前回のようにコロン(:)を使う。

General marketing process is divided into three procedures: A, B, and C.

人生いろいろ、英語もいろいろ 

( つづく )

 



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Thesis 5 [Unit 2 英語プレゼン技術]

Unit2-5 Thesis Statement 5

( 前回のつづき )

強力なThesis Statement の好例

In order to maintain customer satisfaction, 
there are three important points.
First: product performance.
Second: Price.
Third: Lead time.
(顧客満足を維持するため押さえておきたい
3つの重要なポイントがある。
1. 商品力
2. 設定価格
3. リードタイム(注文から発注までにかかる時間)


《添削例》
When we miss even one point of them, 

it might be cause of failure of a business.
I'm deeply in charge of the third point: Leadtime.
Therefore, I'd like to consider
how we can meet our customer's request delivery date.
(無訂正)

ある生徒さんが一番乗りでHomeworkを提出。偉い!
それにしても彼女はどうやってあそこまで英会話力をつけたのだろう?
 
さて、彼女がつくったThesis Statementだが、ほぼ完璧。

渡されたとき、流し読みしてひとつだけ訂正したのが、 deeply in charge of のところ。
deeply と in charge of の相性が良くない。

deeply involved with とするか deeply をはずして in charge of だけにするか。
in charge of は「〜を担当する、責任がある」という意味だから、
「程度」を表す形容詞とはあまり相性がよくない。 担当しているか、していないか。

でも、なんらかの理由で、ファジーに担当しているのかどうかよくわからないときは
I'm kind of in charge of ~ と kind of や (同じ意味の) sort of を使う。
ただし、これは an informal expression(くだけた表現)。

逆に、任せられているとはっきりしているときは
I'm in charge of ~ と言えばきっちり伝わる。
I'm responsible for ~ でもよい。

そして、最後のフレーズ our customer's request delivery date は、
前置詞一個付け加えて、our customer's request on delivery dateとしたい。
on には「〜に関する」という意味がある。

また、(これは表現的なことになるけど) one point of them を
one of those three points とか one of the points とかするとより英語的かな。

でも、ぼくは日本語的英語も悪くないと思う。 その人の個性のひとつだから。
映画やTVドラマでもあるよね。

完璧な英語を話せる日系3世や4世の俳優がわざと
ブロークンイングリッシュを話すキャラを演じること
(ぼくが尊敬するあの人は標準語と熊本弁を完璧に使いこなす)。

大切なのは、伝えたいって気持ち。 誠意 (sincerity) は世界共通語。

つづく

 



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構造美 [Unit 2 英語プレゼン技術]

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Unit2-6 構造美

When we look
at a tree from below…
we see bunches of leaves… 
without composition,
without organization…
randomly spread
all over the branches… 
but nothing in nature is random. 
From above,
we can see that
each leaf has chosen… 
the absolute perfect position
on the tree… 
to gain exposure to sunlight. 
(下から木を見るとたくさんの葉が見える。
一見構成も秩序もなくて でたらめに生えたように。
だが自然にでたらめなものはない。
上から見てみると、それぞれの葉は日が当たる場所にちゃんと位置してる。) 

THE DEAD ZONE (2001)より。  

( 前回のつづき )
Jazz は科学的な構造(コード進行)の上を縦横無尽に音粒が飛び跳ねる。

自由(アドリブ)は、でたらめではないしっかりとした土台(ベース)の上に成り立つ。
英語プレゼンテーションも似ている。アドリブを楽しめるようになればたいしたもの。
クリエイティブな人間は、しばしば、 'predictability' (予定調和)を嫌う。

驚き (surprises) = 刺激がないのは退屈だ、と。
同時に、痛いほど知っているのは基礎(英語力、技術力、人間的魅力等)の重み。

強度のあるプレゼンには構造計算が必要。骨組みをしっかり設計し、
その上に飾り「建てる」。
自然 (nature)は究極の構造美を示す。「自然」は無秩序ではない。
計算し尽くされた骨組みがある。
それを無視すると痛い目に合う。わがままが自分たちにはねかえって来る。
完成度の高いプレゼンテーションには、 「自然」な構造美
'the beauty of organization' がある。 

山から川の水が海へ流れるように、起点と終点、そしてその間のドラマがある。


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比較 [Unit 2 英語プレゼン技術]

Unit2-7 Comparison

The dishes are chosen so they learn three core principles.
Preparation, cookery and presentation.
(教材としての料理は3大要素を学ぶため選ばれる。
仕込み、調理、そして盛り付けだ。)

Jamie’s Kitchen(英人気TV番組) より。

 ( 前回のつづき )

プレゼンでは聴衆の興味を引くだけでなく、
維持 (maintain) しなければならない。

そのテクニックとして、 「わかりやすさ度」を増す Comparison (比較)というものがある。
2つのものを比較する。

例えば、プレゼンテーションと料理を比較してみよう。

まず、素材 (ingredients / material)。 良い素材がどこにあるかを知っていること。
リサーチ能力、コネクション、選美眼などが決め手となる。

次に調味料 (seasonings)。 どういう風味 (flavour) にしたいのか。
そこには展望 (vision) がなくてはならない。
最終的にどう仕上げたいのかを見る。

そして調理の技術 (technique / engineering)。
例えば、超正確に揃える切り方 (high precision cuts) で
絶妙な食感 (texture/mouthfeel) を伝える。

こういうワザは日々の努力以外身に付ける方法はない。
英語プレゼンテーションにもそれは当てはまる。

最後に盛り付け (presentation)。これで料理は芸術の域に達する。
食欲 (appetitie) をそそるのも盛り付けが大きな役割を演じる。

日本料理はその点、凄い。ごちゃごちゃさせず、しかし、バラエティに富んでいる。 
 
英語とプレゼン技術をきちんと学べば、日本人はきっと、そういうプレゼンができるようになる。

 

つづく

 



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Hook 'em (つかめ)! [Unit 2 英語プレゼン技術]

boat fishing

Unit 2-8 Hook 'em (つかめ)!
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Pollution. Deforestation. Wildlife trade.
The aspirations
of more than one billion people.
These are some of the critical issues
that India grapples with every day.
(公害、森林伐採、野生生物取引。
10億人を越える人々の抱負。
これらはインドが毎日取っ組み合いをする
避けては通れない問題のいくつかだ。)

Economic magic, environmental failures
(以前はWWF for a living planetのサイトにあったもの)

この文章は見事な「つかみ」(hook) となっている。

プレゼンにおいて第一声は誰もが注目するもの。

Pollution. Deforestation. Wildlife trade.
The aspirations of more than one billion people.

小刻みに、テンポ良く、まるで音楽を奏でるように言葉を並べ、プレゼンをはじめる。
聴衆のこころをつかむ。


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