Thesis 5 [Unit 2 英語プレゼン技術]
( 前回のつづき )
強力なThesis Statement の好例
In order to maintain customer satisfaction,
there are three important points.
First: product performance.
Second: Price.
Third: Lead time.
(顧客満足を維持するため押さえておきたい
3つの重要なポイントがある。
1. 商品力
2. 設定価格
3. リードタイム(注文から発注までにかかる時間)
《添削例》
When we miss even one point of them,
it might be cause of failure of a business.
I'm deeply in charge of the third point: Leadtime.
Therefore, I'd like to consider
how we can meet our customer's request delivery date.
(無訂正)
ある生徒さんが一番乗りでHomeworkを提出。偉い!
それにしても彼女はどうやってあそこまで英会話力をつけたのだろう?
さて、彼女がつくったThesis Statementだが、ほぼ完璧。
渡されたとき、流し読みしてひとつだけ訂正したのが、 deeply in charge of のところ。
deeply と in charge of の相性が良くない。
deeply involved with とするか deeply をはずして in charge of だけにするか。
in charge of は「〜を担当する、責任がある」という意味だから、
「程度」を表す形容詞とはあまり相性がよくない。 担当しているか、していないか。
でも、なんらかの理由で、ファジーに担当しているのかどうかよくわからないときは
I'm kind of in charge of ~ と kind of や (同じ意味の) sort of を使う。
ただし、これは an informal expression(くだけた表現)。
逆に、任せられているとはっきりしているときは
I'm in charge of ~ と言えばきっちり伝わる。
I'm responsible for ~ でもよい。
そして、最後のフレーズ our customer's request delivery date は、
前置詞一個付け加えて、our customer's request on delivery dateとしたい。
on には「〜に関する」という意味がある。
また、(これは表現的なことになるけど) one point of them を
one of those three points とか one of the points とかするとより英語的かな。
でも、ぼくは日本語的英語も悪くないと思う。 その人の個性のひとつだから。
映画やTVドラマでもあるよね。
完璧な英語を話せる日系3世や4世の俳優がわざと
ブロークンイングリッシュを話すキャラを演じること
(ぼくが尊敬するあの人は標準語と熊本弁を完璧に使いこなす)。
大切なのは、伝えたいって気持ち。 誠意 (sincerity) は世界共通語。