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親の背を見て子供は育つ [Unit 12 教育]

Unit 12-11 親の背を見て子供は育つ


I Love the Lord Rhema Marvanne 7 yr old Gospel singer - plz "Share"

"Making the decision
to have a child is momentous.
It is to decide
forever to have your heart
go walking around
outside your body."
-Elizabeth Stone
(子供を持つ決断を下すことは由々しいこと。
それは自分の体の外に
歩き回る自分の心を
永遠に持つ決断をすることである。) 
-エリザベス・ストーン

前回のつづき

Rhemaを理解するには
彼女の母、Wendi、を知らなければならない。
2008年11月8日、卵巣癌でこの世を去るまで、
彼女はRhemaに愛を注ぎ続けた。

彼女の歌声を下の動画で聞けるが、なんと綺麗な声だろう。


Wendi Marvanne - Rhema's mom.. to heaven 11/08/08

ピッチ(音程)の安定感も抜群だ。
Wendiも天性のシンガーであったことは間違いない。

しかし、音楽性を超え、(楽器がそうであるように)声は心を語る。

ある時、出張レッスン先でのこと。
教室として使わせてもらっている応接室が開いていなかったため、ロビーで待つことになった。
仕切りを隔てて、商談をしている総務課の〇〇さんの声が聞こえてきた。
聞きなれた声だったが、「なんと優しい声なのだろう」と思った。
彼は良きパパであり、夫であるに違いないと感じた。
声にもその人の内面が現れる。

実際、この会社で出会ったほとんどの人がそういう声の持ち主だ
(それとも、阿蘇の空気を吸ってるとだんだんああなっていくのかな?)。
よそ者のぼくにとってはここに来るたびに心地よいシンフォニーを聴かされているよう。

大学で教えている時も、思った。はじめのうちは、(ゆとり教育の影響か)
机に顔を伏せて寝る学生が数人いた。
しかし、今では1人もいない。

ひとりひとりの顔を覗き込んでみると、目は死んでいない。
輝いている。英語はまだまだでも、日本語を読ませると、
「なんと美しい日本語を話すのか」と感動してしまう。

ひとりひとりと会話してみると、やはり綺麗な声をしてる。
まだまだ、無限の可能性を持った若者たち、と感じる。

ぼくは歌は苦手だ。でも、英会話という「声」を通して、生徒さんたちに、学生たちに、
伝えたいことが沢山ある。

しかし、ああいう優しい声を自分は持っているだろうか?
Rhemaを世に送り出したWendiのような声を。

5歳で最愛の母を失い、7歳で母の意志を継ぎ、歌を通して暗闇を照らそうとするRhema
彼女には、これから、数々の試練が待っている。

でも、この母、Wendiを見れば、安心だ。
Rhemaの心にこの母が生きている限り、彼女が道を誤ることはないだろう。

子育てや教育にテクニックは必要だ。でも、それよりもっと大切なことがある。

「親の背を見て子供は育つ」という古の教え。英語では、"Like mother, like daughter. "

Wendi と Rhema のように良い影響力を示唆する場合にも用いられるが
(Like father, like son も然り)、母が娘に悪影響を与える現実も含む
(The Washington Post; Ezekiel 16:44) 。

自分の生き様をわざとらしく見せる必要は無い。Wendi のように自分らしく誠実に生きていれば、
その「声」を通して優しさは子供(「成人の子供」含む)に伝わる。

「素直さ」は幼児だけにあるものではない。18~19にも、30、40、50にも、ある。
これは英会話という独特の世界に入ると顕著になる。スポンジのように吸収する人がいる。
必ずしも「素直さ」だけの問題ではないが、英語が自由自在に出てこないと
大人でも子供に帰ったようになる。

そのとき、childlike (子供のよう)になることは良いことだ(childish 「子供っぽい」のは良くない)。
「目は心の窓」とよく言われる。「声」もそうだ。


あの会社のように、あの大学のように、優しい声の持ち主がもっともっと増えますように。
そうすれば、日本の未来も明るくなる。Rhemaに負けるな!頑張れ、ニッポン [手(グー)]

Watch and listen to Rhema singing more songs




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